被害者が加害者になってしまう矛盾
被害が重大な事件では、被害者が悲しみや怒りによって精神が不安定となり、被害者が逆に加害者になってしまう場合があります。
そのような負の連鎖を未然に防ぐためには、被害者のケアとともに、被害者の暴走を止める取り組みも必要になるでしょう。
オウム事件の被害者側に立っている弁護士が、加害者家族に関して虚偽の情報を流して、人権を侵害している事例が報告されていました。
[ 2019年2月12日 22:51 ]
オウム真理教の松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=の三女松本麗華さん(35)が、2017年に四女が推定相続人から父母の除外を横浜家裁に求めて認められた訴訟の中で、四女に対して松本さんの「暴力行為」があったとされた認定の取り消しを求める裁判が12日、東京地裁で行われ、本人尋問などが行われた。
四女が相続排除を申し立てた裁判で、その対象とならない自身に関する犯罪認定は、裁判所の調査が必要なはずで、それがなされていないと主張。
「暴力行為」の存在を否定し、「裁判所の認定は事実として社会に受け止められてしまう」と意見陳述。四女の主張については「私も妹も『麻原の子』という逃れられない過去を背負っている。妹は社会で受け入れてもらうため、家族を非難するしかなかったのかもしれない」とした。
かつて聡香さんが家出した経緯について
「三女から暴力を振るわれるなどして」家出をした。
とあるけれど、暴力をふるった事実などなく、ほかにも虚偽の内容が含まれているし、
記者会見では「殺人未遂をしたかのような」ことも言われた、ということです。
内容自体はネット上とかいいかげんなメディアでは無茶苦茶が言われるけれど、
一般の人は「裁判所」は法治社会での絶対的権威、弁護士の言うことにも権威付けがされる。
影響力は聡香さん本人が単独でツイートしたのとは違う。(というたとえは私、大熊が今勝手に書いていることです。)
そういう影響力があるにもかかわらず、横浜家裁は本人である松本麗華の話を聴くことも、一時聡香さんがお世話になった反オウムジャーナリスト江川紹子さんへ確認もしていない。
麗華さんに不利益となる誤った事実が含まれている裁判所が出した決定を、聡香さんの弁護士(滝本太郎先生)はブログで公開し続けている。それを根拠に麗華さんは「モンスター」扱いされ続けている。
それをなんとかしたいという趣旨の話を麗華さんはしました。
- オウム事件の滝本太郎弁護士は、社会の改善のために良い事も言っていると思いますが、ときどき間違ったことも言っています。(その都度、本人が訂正や謝罪をされています。)
- オウム事件のジャーナリスト・江川紹子さんと滝本太郎弁護士は連携が取れていないのでしょうか?(もしかして、あまり仲が良くないとか?)
裁判所や弁護士が事実を誤認している場合は、第三者による調査と是正が必要でしょう。
物事は是々非々で見て、間違っているものは間違っているとして、正していくべきでしょう。
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